今回は、ヘルニアなどが原因の腰痛に対して有効なストレッチを紹介します。
マッケンジー法
マッケンジー法は、簡単に言うとうつぶせに寝た状態から上体伏臥反らしのように、上半身を反りかえるストレッチのことを言います。1950年代にニュージーランドのロビン・マッケンジーと言う理学療法士によって考案された運動療法です。
現在では国際マッケンジー協会と言う団体があり、認定セラピストがマッケンジー法の指導、および普及にあたっています。腰痛だけでなく、頸部痛や坐骨神経痛、手足の痛みに対しても効果があるとされています。
マッケンジー法のやり方はとても簡単で、うつぶせに寝た状態から両手を床に付き、上半身を反らしていくだけです。特に、身体を前に倒したときに腰痛が出る人に有効なストレッチとされています。
椎間板ヘルニアは、腰の骨と骨の間にあるクッション部分=椎間板が圧迫されることで髄核が飛び出す疾患のことを言いますが、マッケンジー法をおこなうことによって、反対方向への圧迫をおこない、椎間板にかかる負荷を均等にすることが可能とされています。
デスクワークなど、長時間に及ぶ同一姿勢を強いられて猫背気味になっている人などは、マッケンジー法によってヘルニアの改善が可能であると考えられています。
膝倒しストレッチ
膝倒しストレッチは、ヘルニアや急性腰痛症(いわゆるぎっくり腰)、坐骨神経痛などに効果的なストレッチとされています。骨盤の中心にある仙腸関節の可動域を確保することで、腰や股関節の疾患を軽減することが可能となっています。
膝倒しストレッチをやる際には、マッケンジー法とは反対にまず仰向けに寝ます。その状態で両膝を立て、左右に倒して見ます。そのときに、どちら側の痛みが少ないか、また動かしやすいかを確認します。
次に、痛みが少ない方、もしくは動かしやすい方に30秒ほど両膝をそろえて倒します。その後、反対側に倒して見て、最初と比べて痛みが減っているか、もしくは動かしやすくなっているかを確認します。
痛みがまだある場合や動かしづらさが残っている場合、もう一度痛みが少ない方、動かしやすい方へ両膝を30秒倒します。繰り返していくうちに、徐々に両方同じように倒せるようになっていきます。その頃にはヘルニアの症状が軽減していることでしょう。
膝抱えストレッチ
膝抱えストレッチは、仰向けに寝た状態で膝を抱えて胸の方に引き寄せるストレッチです。臀部の筋肉をストレッチングすることで、ヘルニアによるしびれを軽減する効果があります。
ストレッチをおこなう際の注意点!
ヘルニアのストレッチにはいろいろな方法がありますが、もっとも重要なことは、専門家の指導のもとでおこなうということです。
そもそもストレッチとは予防のためにおこなうものであり、痛みが出てからおこなうと途端に治るといった魔法のようなものではありません。
また、腰痛の出方によってはストレッチによって症状が悪化してしまうこともあります。どのストレッチがあなたになっているかは、あなたの腰痛のタイプを見極めることが前提となる訳です。
宇都宮T&S整体院は宇都宮で唯一、ヘルニア治療を専門におこなっている治療院です。日頃のケアに関してもアドバイスをおこなっていますので、長い間ヘルニアに悩まされているという方はぜひ一度ご相談くださいね。
追伸
ヘルニアは60%がヘルニアではないと言うデータが医学会のデータであります。
もともと日本人は生まれつき腰椎の4番と5番の間(ヘルニアの好発部位)が先天的に狭いとの報告があり、全国民の60%は生まれつき腰椎の間が狭いらしいのです。
次に腰痛についての話です。
腰痛は全国民の90%以上が経験があると言うアンケートがあります。
そんな多くの患者がいる腰痛ですが、医学的に言うと80%は原因不明だそうです。
だから、病院へ行っても
「年齢」
「体重」
「生活習慣」
などのフワッとしたもので片付けられてしまいます。
前者と、後者の話を聞いて私が感じたのは、原因不明の腰痛で病院へ行った人がいるとします。
そうするとだいたい最初にレントゲンに通されますよね。
そうすると
「腰椎の4番と5番の間が狭い!!」
だからヘルニアと診断を受けている人がいます。
もともとの生まれつきの腰椎の狭さを原因不明の腰痛の際に2つが繋がり、
ヘルニアという誤った診断をされている方が僕の診ている患者様には多いように感じます。
本当にその痛みはヘルニアの痛みなのでしょうか?
僕の患者様で病院でヘルニアと診断を受けて膝をいじるだけで、痛みが改善された方がいます。
もう一度、聞きます。
本当にその痛みはヘルニアの痛みなのでしょうか??
その原因を宇都宮T&S整体院では患者様と一緒に全力で見つけて行きます。
病院で手術を進められているのなら一度当院で私に施術させてください。
そのヘルニアは誤った診断かもしれません。
本当に腰の痛みで悩んでる。1日でも早く痛みを取りたい。
そんな患者様を当院ではいつでもお待ちしております。